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| バフェット投資の真髄
(
ロバート・G・ハグストローム
)
相場動向だの今のテーマ(旬)がどうのこうのという、相変わらずの「株屋」体質とそれに嬉々として便乗するトレーダーたち。そんなものとは距離を置いてじっくり投資に取り組みたいと思っている人であれば、投資する額の多少に関わらず読んでおくべき本。インデックス投資こそすべてと思っている人にも一読を薦める。ピーター・リンチの著作と合わせて読んでみると、バフェットとリンチの共通点と微妙な違いがわかって面白い。
米国最高の投資家、ウォーレン・バフェットの投資行動を分析している書。同著者の『バフェットの法則』、『バフェットのポートフォリオ』を基調にしている。新たに加わった点は、以後の彼の投資行動、彼に影響を与えた人物、また、与えられ活躍中の資金運用者など。また、投資技術面からだけではなく心理面から如何にして相場の荒波を潜り抜ける力をつけるかなど。<BR>前書を持っている方は買わなくても差し支えがないだろう。
バフェット投資の真髄
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| 本書は、ビル・ゲイツと並ぶアメリカの大資産家、ウォーレン・バフェットとその投資手法について書いたものである。単にバフェットを礼賛した本ではなく、冷静な視点で偉大なる投資家とその手法を分析している。 <p> 本書の第1章~3章では、グレアムやフィッシャー、マンガーとの出会いに始まり、バフェットがいかにして投資家としての能力を身につけていったのかが克明に記録されている。3人の投資理論のエッセンスを手っ取り早く学ぶ良い機会ともなる。 <p> 第4章からは、バフェット流投資術の秘密に迫る。12項目にわたるバフェットの原則と、それを当てはめて成功したコカ・コーラ社への投資例が紹介されている。さらに、第5章ではバフェットが行ったフォーカス投資とその是非について、第6章では「ポートフォリオを構成する銘柄数を少なくしていくと、市場の収益率よりも高い収益率を生む確率が高くなる」というフォーカス投資の有効性を裏づける興味深い分析結果も示されている。 <p> 第6章までを読めば、バフェットの投資理論のエッセンスは理解できるが、本書はそれだけでは終わらない。理論を実践するには強靭な精神力が必要だ、ということで、バフェットやマンガーの言葉を引きながら投資において重要な心理的側面が語られているのである。 <p> そして、第8章では、バフェットが挑まなかったハイテク産業にバフェットの原則を応用する試みがなされ、さらに今後訪れるチャンスについて言及されている。優秀な投資家であり経営者、バフェットについて知りたい人はもちろん、バフェットの投資理論を実践に生かしたい人にとっても有意義な1冊である。(土井英司) |
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