タイトルから想像して、もっと実践的なことが書いてあるのかなと思っていましたが、内容はそれよりも深いことが中心でした。つまり、無神経にな人はどうして、無神経になってしまったのか、また傷つきやすい「心の感度の高い人」はどのような過程を経てそうなったのか、分かり易く説明してくれています。<P>表面的に傷つかない方法を教えていただくよりも、こうして物事の本質的な背景を説明してもらうことが、相互理解を深めていき、結果的には良い方向に向かうと思います。<P>それにしても、本書で特に強調されているのは幼児期の体験の重要性です。子供がいらっしゃる方は是非読まれては如何でしょうか。
「あなたって、神経細いのねぇ。そんなこと気になるの?」こういう言葉を浴びせられた人には、是非読んでほしい1冊です。<BR>その言葉を聞くたびに「自分って、変なのかなぁ?」と思っている人には、益々お薦めします。<P> 些細なことで傷つくことが悪い訳でなく、逆に、始終人を傷つける言葉を言い続けている人が正しいわけでも、<P>一方的に悪いわけでもない。傷つける言葉を言いつづける人は、些細な言葉で傷つく人と『違った世界』で<BR>『違ったものさし』を使って物事を測って生きているだけなのだと、なんとなく納得させられました。<BR>他人の言葉に傷ついたり、悩んでいる人、ぜひお薦めです。