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| 文読む月日 (中)
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トルストイ
北御門 二郎
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本巻は六月から九月までを収録。<BR>こんな時代だからか、目に焼き付いたのは七月六日。六つの蔵言のうち短い(五)と(六)だけ引用します。<P>(五)戦争の害悪についてかれこれ論じるときは過ぎた。そのことはすでに論じつくされている。今や残るのはただ一つ、一人ひとりがまず何から始めるべきか、ということある。つまり一人ひとりがなすべきことでないと思うことをなさないこと、ただそれ一つである。<P>(六)戦争の存在自体がその不可避性の証拠だというのは当たらない。人類の両親は、そんなことは嘘であって、戦争はあるべきでないと語っている。<P>トルストイが死んだ後、二回の世界大戦があり、現在は泥沼化したイラク戦争を世界は抱えています。<BR>私たちはどうあるべきか、トルストイは語りかけてくれているのです。<P>毎日の蔵言と、一週間に一回「一週間の読み物」で構成されています。ぜひ、トルストイが集めた言葉達を読んで下さい。
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