タオ―老子 みんなこんな本を読んできた タオ―老子
 
 
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タオ―老子 ( 加島 祥造 )

~加島祥造さんの出演したNHKの老子の特集番組を見て、老子そして加島さん自身にも<BR>魅力を感じてこの本を買いました。<P>この本を持ってきて、去年からのアメリカへの留学生活にも「水のような潤い」が加わりました。例えば、人種や国籍の違う人とつきあう時でも、細かい違いに目くじらを立てず大きな普遍性を見たいと思う気持ちが強くなります。<BR>~~<BR>日本の高校では小さな文化の違いをやたらと致命的な相違のように論じる文化比較論を沢山読まされた気がしますが、そんな本よりもこの「タオ」をこれからも自分のバイブルにしていこうと思っています。~

今の文明の進め方に疑問を持っている方、是非読んで見て下さい!人間にとって大切なことは全て2500年前の老子が言っているような気がします。老子というと、世界史で習った大昔の人というイメージがあって、読みずらいのではないかと敷居が高かったのですが、この本は本当に分かりやすくて、時間がある時にパラパラめくって読みなおしたりしています。オススメです。

 とても分かりやすい,親しみやすい文章で書かれている。しかし,これを読んで老子『道徳経』を読んだ気にならないほうがいい。これはいわゆる翻訳ではない。加島氏が老子『道徳経』をベースにしてそこから読み取ったものを伝えるために,現代日本人に合わせて書かれた創造詩である。帯にもはっきり「『老子』全81章の全訳創造詩」と書かれている。だから老子の完全オリジナルではなく,著者は「老子+加島」なのだ。<P> 文章には「エナジー」「バランス」「ハッピー」などのカタカナ語が頻出し,原文にはあるはずもない「インターネット」ということばまで飛び出す。私の個人的な好みとしては,これで老子の『道徳経』と呼ぶにはあまりにも行き過ぎな感じがする。全体的に非常に現代的なことばで書かれていて読みやすいが,あまりにも日常的に使うことばに近すぎて,重みが感じられない。老子の原文は意味深長で含蓄のあることばで書かれており,理解するのに努力を要する。しかし,その分かりにくさは,老子の言わんとすることが我々の日常的な認識を超えたところにあるからであり,だからこそ日常的な認識に囚われた私たちのこころに響くところがある。だから,加島氏の文章のわかりやすさが,かえって老子の思想の理解をさまたげるのではないかと危惧している。決して,加島氏の老子理解が浅いと言っているのではない。私はこの本を老子『道徳経』の翻訳としてではなく,その他多く出版されている翻訳や解説書を理解するためのサブテキストとして活用することを薦めたい。本書はあくまでも老子の思想の入門以前であり,本書を読んで老子を「分かった」と思えてもそれは勘違いである。その「分かった」という感覚は,やっと老子という深遠な思想への門の前に立つことができたが故に湧き上がる感覚である。ぜひ本書だけで済ませずに,多数出版されている翻訳・解説書を利用して,門の中に踏み込んで欲しいと思う。<p>ただし、巷にあふれる翻訳・解説書はやや訳しすぎていたり、解説が詳しすぎたりしているものも多い。しかしそれでも、訳者・解説者自身の解釈による意訳と老子の原文の違いがわかるように書かれているものがほとんどである。だから、解説が煩わしければ、翻訳だけを読み、それを自らに引き付けて、自分なりの理解に到達する努力をすれば良いのである。その点、本書は原文と加島氏の解釈をごちゃ混ぜにしてしまっていて、ある意味で最も訳しすぎているともいえる。もっとシンプルな翻訳をして、加島氏自身の理解による解釈は分けて記述して欲しかったというのが本音である。本書に見られる美しい詩的感覚は、もっと別の仕方で生かされるべきだった。加島氏なら、その詩的感覚を生かした解説を書くことができたと思われるからである。その点が非常に残念でならない。

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