初級編と違い、上級編になると内容がさすがに濃くなり恐らく初級と違って理解しがたい人も出てくるだろう。<P>書かれている内容は初級編と違って企業経営に関するものが書かれていて、まるでMBAでマスターしなければならない内容のチェックリストのようである。但しそのリストについてはそれが何の役に立つのかという説明と簡単な紹介に止まっているので、この本を読んだだけで「究極の投資家」になれるわけではない。実際に行うためには本当に大変な量の経験と勉強、それにできれば才能と忍耐力も必要とするだろう。<P>個人的に言わせてもらえば「普通の人」には初級編までで充分だろうと思う。上級編の内容を使う機会は一生ない人がほとんどだろう。なぜならトヨザキ本人も言っている様にここに書かれてい!!内容は「ハイリスクハイリターン」である。普通の人には成し難い。<P>後、個人的なことを言わせてもらえば、後半部分で「株式公開」についてのトヨザキ氏本人の体験談が書かれているが、彼が上場したというカナダの株式市場での銘柄について調べたのだが突き止められなかった。<BR>この部分についてかなり彼は情報を隠すか変更を加えている。<P>(アメリカでもこの点について話題になって、調べた人がいたようでそのサイトも見たが、結局わからずじまいのようである)
この本の中に答えはない。答えはひとそれぞれ。だから、答えは「自分の中」。行動するのか、しないのか。第1作が出てからしばらくたっているが、自分の身近な交友関係(6人)に変化のあった人は一体何人いたのだろうか?実際にファイナンシャルプランナーに自分のファイナンシャル状況について相談をした人は何人いたのだろうか?ファイナンシャルリテラリシーを高めるための勉強を続けている人は何人いるのだろうか?目標を設定し、戦略を策定した人は何人いたのだろうか?そして失敗を経験した人は何人いたのだろうか?<BR>その上で本著に取り組まなければ、得られるものが半減してしまうであろう。<BR>それぐらい内容が高度になっていることは確かである。<P>第1作目で、ショック療法的に気づきを与え、第2作目でESBIの違いを示し、第3作目でESがお金持ちになれない理由とESからBIへの移行を進め、第4作目(本作)ではBIをいかに高めるかということとBIになるためにお金は必要ない、という観点に焦点が置かれている。特に本作では、本シリーズの中で最も細かい内容となっているため、まず自分がどこから始めたら良いのかという意味では指針を与えてくれるかもしれない。
第一作の金持ち父さん貧乏父さんは驚きと感動をもって読みました。<BR>二作目も、クワドラントという考え方を教えてもらい、こんないい本があってよかったと思いました。<P>でも、この本にはついていけません。<P>一体いくら稼げばいいのですか。<BR>どの層を狙ってこの本を書かれたのかわかりません。<P>確かに、タイトルに上級編とかかれているから内容が高度になるのは仕方がないのかもしれません。<BR>この本を読んでどれだけの人が今より経済的に豊かになれるのか、その一歩を踏み出せるのか疑問です。<BR>結局、金持ちになる人は頭が良くて、才能がある特殊な人だと言う結論になってもおかしくない内容だと思います。