舌鼓とか、堪忍袋の緒とか、実在しないけど、買えたらいいな、とみんが思っている物。それを売っているのが、クラフト・エヴィング商會(吉田篤弘+吉田浩美)。その絵入りパンフレットと効能書き、使用上の注意を集めたのが本書。<P>僕が一番気に入ったのは、「地獄耳」。<P>「本品は『耳栓』ではありませんが、『ただの耳栓』としてもお使い頂けます。」(なぜかは、本書を読んでのお楽しみということで。)<P>笑いの中に深く考えさせられるものがあります。
こんな本みたことありません。<BR>そして中で紹介される魅惑の品々も然り。<P>目次に挙げられた、存在のないものが実際あるとしたら?<BR>気のきいたユーモアでたくさんの「ないもの」を<BR>商品として紹介していくのがこの本。<BR>商品の挿し絵がまたアンティーク調で素敵、かつ笑えます。<P>なんだか側にあると嬉しい。なんだか心が豊かになり、<P>なんだか落ち着く一冊で、私も買ってから暇な時に何度となく開いては<BR>その小さなユーモアのとりこになっています。<BR>あー、しみじみ、いい本‥!<BR>なんて素敵なエンターティナーなんでしょうクラフトエヴィング商會!<BR>目次が気になった人は、ぜひ読んでこの不思議な世界に<BR>浸ってみてください。
もう何もかも揃ってしまっている人への誕生日プレゼント。<BR>ちょっとのことでは、驚かない人。<BR>最上のユーモアを持ち合わせている人。<BR>いただきものへの、ほんの気持ちのお礼。<BR>そんな時、そんな方々へ、この本は<BR>最高の贈り物です。<BR>本好きにはたまらない職人気質のいれこみかたも<BR>この本の魅力です。<BR>「ないもの、ありますか」というメッセージを添えて、<P>この人なら喜んでもらえるという方に、差し上げてみてください。<BR>そこからまた、豊かな空気が、生まれてきます。