自分の言いたいことをなかなか理解してもらえない。<BR>この、私にとって最大の悩みの原因は論理的思考や表現力の欠如であると信じ込み、そうした能力を鍛えるため数々の「良書」を読みあさってきました。<BR>(「カーネギーの話し方入門」「ロジカル・シンキング」「分かりやすい説明の技術」等々。。)<P>そんな中でも自分に最も強烈なインパクトを与えたのがこの本です。<BR>なぜならこの本は、「自分のメディア力」や「相手の根本思想」等の存在に触れ、話を理解してもらうには「相手との関係性」が重要であることに気づかせてくれたからです。<P>この本は、単にわかりやすい説明の方法だけではなく、いかに相手の共感を得ながら最終的に自分の話を理解させるか、という観点で書かれています。<BR>著者の誠実な姿勢(著者名から受ける印象と違う)や読者に対する優しい目線も感じられ、私と同じ悩みを持つ方々にお勧めしたい一冊です。
自分の言ったことを信じてもらえない!理解してもらえない!<BR>こういったことが起こった時本当に人は苦しみ、悩む。<BR>そもそも話が通じない理由としては二つあると思う。<BR>1、話し方・発音・癖などによるもの。<BR>2、自分が日々過ごしていく上で他人にあたえてきた「この人はこうい う人である」という価値観<P>そして、この本は主に2つめについて述べている。<BR>確かに話し方というものはその人が生まれつきもっているものである<BR>ので、変えるのはなかなか難しいと思う。<BR>しかし信用や、信頼関係はちょっとした心がけで変えられるものである<BR>例えばあまり人と話すことになれていない人がいるとする。<BR>そして、その人がある人にあることを伝えようとする。<P>もしそこで、その人が信用できる人であるならば上手く話せなかったとしても、しっかりと話を聞いてもらえるだろう。<BR>つまりコミュニケーションを行なう上で最も重要なもの!!<BR>それはお互いの信頼関係なのである。<P>また、著者は上手く自分のいいたいことを伝えるためには<P>いきなり答えを出そうとするのではなく、一度問いを立ててそれに基づいて答えを立てようとすれば、より答えを出すのが楽になると言う。<BR>また、どのような問いを立てれば良いかなどはこの本に細かく書かれているのでぜひ読んでもらいたいと思う。<P>だらだらと自分の思いを書き綴ったため、自分でもよくわからない文章になってきた。だがそれだけみんなに「読んでもらいたい」という思いが強いのだ。まぁ、問いを立てずにいきなり文章を書こうとしたことが原因であるかもしれませんね(笑)<BR>あと、文章を書くことと実際に話すことはかなり近いものがあることも<BR>わかりました。<P>とにかく練習あるのみです。みんなでがんばりましょう!!!
著者の「伝える」ことに対する想いが充満している本だ。コミュニケーションに関して幾多の失敗・苦悩・違和感を繰り返し辿り着いたゴールとは「自分の想いを伝えること」、それを体系化するまでのプロセスで得たノウハウを公開している。あらゆる手練手管を駆使して「成果」を勝ち取っても虚しさが残るのはなぜ?正論を振りかざして孤立していくのはなぜ?批評・アドバイスを受けた側の心理は?<P>そのメカニズムが平易に書かれている。本書にちりばめられている腑に落ちる「名言」を書き留めていけば、丸ごと1冊を書き写すことになるだろう。ロジックツリーやピラミッドストラクチャーは出てこない、論理的と言う言葉さえ多くはない、しかしこの本はロジックの本だ。コーチングについての記述はない、しかしこの本はコーチングの本でもある。頭が良いから考えられるのではなく、考えるから頭が良くなることを実感させられた。名著だと思う。