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考具―考えるための道具、持っていますか? ( 加藤 昌治 )

~私は広告デザイナーですが、アイディアの定着で、もの凄く無駄な時間を<BR>使っていたことに気づきました。<BR>その人、その時々にあった、イメージの展開方法がまとめられていて、<BR>しかも、実例つきでとてもわかりやすかった本でした。<BR>個人でも、複数人数でもできる確信がもてる書き方をされているのが嬉しいです。<BR>~~<BR>私はたまたま、同業者の著者でしたから、取っつきやすかったですが、<BR>どんな、立場の人たちでも応用が利くようになってる、オールマイティーな本です。<BR>よく成功本なんかにあるような、<BR>「あなたも今日から~」的な表現が無かったのも好感が持てた理由かもしれません。<BR>~~<BR>何より、大手広告代理店のアイディアマンの仕事の仕方を教えてもらえたのが、ラッキ-でした。~

企画の仕事をしていますが、いつもアイディアを絞り出すのに苦労しています。<BR>日頃から参考になる本は常にチェックしていますが、難しかったり、高度過ぎてなかなか実践に結びつくようなものに出会えませんでした。<BR>この本は、表紙からしてフレンドリーな感じで文章もわかりやすかったのですらすら一気に読めました。<BR>「自分でもできそう」「ちょっと実践してみるか」という気にさせてくれる、わかりやすいインストラクション本だと思います。

発想法について書かれた本の中で、もっとも読みやすい本ではないでしょうか。発想法について書かれた本は、やれ昔の思想家はだの、脳科学的にはシナプスがどうたらこうたら...と、とにかく分かりづらいものが多いんです(その手の本は読んでも無駄!もっとも基本的な「簡潔に伝える」という「発想」がないから)。でもこの本は、口語調で、親しみやすい。では内容はどうか。正直目新しいものはありませんでした。どれもこれもまねっこ。具体的に言うと、今泉氏の「マンダラート」、トニーブザン氏の「マインドマップ」などです。どちらの本も分かりやすいし、本書を読むより、直接今泉氏やブザン氏の本を読んだ方がいいのでは?と思っちゃいます。でも、この本のいいところは、そうした手法をもとにたくさん紹介してくれていることです。しかもその紹介されている方法論(マンダラートやマインドマップ、アイディアマラソンなど)は、比較的新しい発想法なんですね。KJ法なんて過去の遺物は出てこない。こういう本はなかったんじゃないでしょうか。マンダラートなんかは今泉氏も直接発想法としては紹介していませんしね。著者の加藤氏はまだこの本しか著作がないんですが、やはり処女作は気合が入っているなと感じました。ちなみに私はこの本を含め、発想法の御三家を勝手に作っています。紹介すると、<BR>①野口悠紀雄:経済学者「超発想法」=古典的発想法のバイブルであるKJ法に反旗を翻した問題児<BR>②樺亘純:心理学者「「一瞬のひらめき」を活かせる人活かせない人」=発想法を心理学的見地から検証した意欲..<P>③加藤昌治:一級ビジネスマン「考具」<BR>以上三点です。どれも異なる立場から発想法を提供してくれます。ぜひ読んでみてください。

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