ストレスの多い現代人が、いかにストレスに対処すべきかが書かれている。<BR>モチベーションを維持し、物事をポジティブに捉えるための具体的な方法を挙げている点で非常に実践的であると思う。<BR>科学的な裏づけ的なことも多く書かれており、感覚的で実践には向かないことが多い類書とは一線を画している。<P>しかし、本書で触れられている食事療法などは、ここまで気にしていたら余計にストレスが増えてしまうのではないかと感じるほどで、実践はやや困難だと感じた。<P>そうはいっても、呼吸法やイメージトレーニングなど簡単に取り入れられるものも多くあるので、全体としては一読の価値はあると思う。
スポーツで結果を出すために研究された<BR>心理的な感情コントロール法を仕事に応用するためには<BR>どうすればよいかが解説されています。<BR>スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮する時の<BR>理想的な心理状態(=IPS)とはどのような状態で<BR>その状態は自分作り出すことができるということです。<BR>そのポジティブパワーを作り出したり維持したりするための10の方法を教えています。<P>1、態度・姿勢<BR>2、モチベーション<BR>3、ヴィジュアライゼーション(視覚化)<BR>4、エクササイズ<BR>5、ダイエット(食事療法)<BR>6、呼吸コントロール<BR>7、ユーモア<BR>8、リチュアル<BR>9、問題解決と創造性<BR>10、ストレス<P>1~3について、他の成功法則の本にも<P>よく書いている内容ですが、若干違う角度から書かれているように思います。<BR>私が最も面白いと思ったのは6の呼吸方法です。<BR>酸素を体内に取り込むという誰もが生まれてからずっと無意識でしている行動を<BR>意識的にコントロールする事でポジティブパワーを生み出すという<BR>考え方は面白いなと思いました。<BR>具体的にエクササイズも書いてあって試してみようと思います。<P>その他の部分には、中途半端(?)なところもありました。<BR>例えばエクササイズでは、図にして実際のエクササイズのやり方を示すなどの工夫があれば、もっと良かったですね。<BR><P>結果ではなく行動に集中し、行動で感情をコントロールすることによって<BR>自分を常に最高の状態に保つことができれば<BR>良い結果が得られるということなので<P>具体的なエクササイズを実践あるのみです!
長年の研究成果を理論化したもので、ビジネスへの応用も納得的であり、その手法は網羅的である。<P>心理状態の刻々の変化を察知しコントロールするための方策、言い方を変えると、意図的に心理状態を変えるための方策を、態度・姿勢、動機付け、視覚化、エクササイズ、食事療法、呼吸コントロール、ユーモア、癖、問題解決と創造性、ストレスの10のカテゴリーに分けて説明している。<P>スポーツ心理学が基になっているだけに非常に実践的なトレーニング方法が沢山提示されている。早速、実践していきたい。<P>ビジネスマンとして一読の価値はある。<P>但し、なかにはやや中途半端なものもある。<BR>ストレスについては小林惠知氏や高杉尚孝氏の方法論に軍配か。<P>尚、個人的には、翻訳本にありがちな読みにく!さも気になった。