この本で言う「頭が良い」は、お勉強する能力が高いことを指している。すばやく本を読み、適切な記憶をして、その記憶を正しく取り出すための方法論を展開している。特に頭脳地図という方法に力を入れている。個人的に昔から無意識に頭脳地図を使っていたのだが効果はかなり大きい。試してみると良いですよ。<P> ただしベースになっている科学的根拠があまりにも古い。右脳と左脳では働きが違うらしい、という事をまじめに語るくらいである。ところどころ根拠に誤りも見られる。しかしながら簡単な実験事実から、復習のタイミングや重要性を導き出すなど、方法論に対する理論付けは納得できるものがある。<P> すらすら読めて分かりやすいのだが、その分内容は薄い。とはいえ、知っていれば学習の能率をあげれる可能性は充分にあるのでお薦めです。
「ノートのとり方」がもっとも参考になって、実践的であった。<BR>これだけで、値打ちあり!<BR>実際にこのノートのとり方を続けていくうちに連想が<BR>働くようになった。<BR>思いついたアイデアを広げていくにはもってこいの手法だと思う。<P>もっと若いうちに読んでおきたかった、と思った。
頭脳地図の効果は計り知れない。大学レベルの学問において最も重要視されるものは、知識の記憶ではなく、要素のつながりを把握することにある。つまりただの記憶のみか、応用まで発展するかは、全体間とその要素の関係を把握するか否かにかかっている。そこで頭脳地図を活用することにより、凡人にも通常のノート術と比較し、かなり容易に全体間、構成要素のつながりを理解することが可能である。多くの人が頭脳地図の価値を理解し、会得することを強く願う。