CTIコーチングの基礎コースを受講して、更に理解を深めたいと思っている時期にこの本が刊行されました。ジャスト・イン・タイムです。<BR>先ずはこの本のタイトルが的確、著者のお二人が「ちょっとおこがましいけれども、日本国内にコーチングを伝導するバイブルになってくれたら」と言われていたのが印象的です。<P> 内容については読み進むほどに、CTIコーチングの持つコーアクティブな人間愛が伝わってきて、「コーチングを学ぶならば、やはりCTIコーチングだ」との意を強くするものです。<BR> 先ずは感動した点を3点、<BR>1)コーチとクライアントとの関係をコーアクティブと言われる所以が余すところなく理解できます。<P>2)基礎的なスキルから応用まで各段階について、コーチの役割から!!!体的なやり取りまでを一つひとつ丁寧に解説してあり、読み進む毎に理解が深まってくる事が体感でき、楽しさが増してきます。<BR>3)最終ページに至って、コーチングを学ぶ事が単にコーチになるマインド・スキルを学ぶだけでなく、自分発見の旅に出ることだと分かります。<P> ただし、1回読み終えたら内容を完全に理解できるものではなく、2回目からは内容を書き出して、サマリー化していくことが是非とも必要な本です。<P> 更に求めるものは、「具体的なケーススタディに似たケース実践書」です。<BR>
すごい本だな~っていうのが、正直な感想です。まさにバイブルなんですね。<P>この本には、コーアクティブ・コーチングを理解し、それを実際に活用するための理論やエクササイズ、それにツールまでが用意されています。まさに、コーアクティブ・コーチングに対する関係者の思いがてんこ盛り状態です。・・・、しかしこの本を手に取った読み手は何を思うのでしょうか?<P>私が読後も暫くこのレビューを躊躇したのと同じく、コーチングに対して興味を持ち始めたばかりの読者にとって、コーチングって難しいな~って印象を与えはしないかと。CTIのコーチング講座を受講していないのでわかりませんが、講座であれば、インタラクティブということで、質問しながらもついていけるけどって感じの読み手も多いのでは?と気になってしまいました。<P>この点を除けば、コーチングを実践する上で、十分一読の価値ある本であると思います。
これだけははっきり言える。この本は巷に溢れるコーチング本とは明らかに違う。一線を画すものである。巷に溢れる本とは、コーチングを何か言葉遣いのスキルのように教えているものである。まるで「相手を動かす」ためのもののようである。その中で、正しくバイブルと呼べる本なのである。コーチングの本質、体系的なコーチングの進め方について述べ、うまくまとまっている唯一の本なのである。「コーチングって何?」と興味を持った段階で、本書を手にとることを強くお薦めする。