最初から最後までがひとつの講義のようになっており、とても読みやすい。<P>読み進めるうちに自然と理解できているといった感じで、即利用できる。<BR>語り口も読みやすく何度でも読める。<BR>最初からロジカルシンキング、プレゼンテーションを知りたいと思う方には適した一冊だ思います。<P>すでに基礎のある方や「必要な部分」だけ使いたいという方には不向きかも。
この本は大きく、Ⅰイントロダクション、Ⅱ説得的プレゼンテーション、Ⅲプレゼンテーションのデリバリー(実施)の3部構成となっている。<P>Ⅰはプレゼンテーションや論理力の概要に約20ページ、Ⅱはプレゼンの構成、論理的思考、ストーリーの構成、チャートの作成といった構成で約120ページ、Ⅲは最終チェックやプレゼンテーション実施といった内容に約30ページを費やしている。<BR>すなわちⅡの論理的にプレゼンテーションの内容を構築していくことがこの本の主なメッセージである。<P>いかにそつなく、隙なく、分かりやすく、自分の伝えたい内容を、聞き手に確実に伝えるか(叩き込むか)という技術を分かりやすく解説している。<BR>聞き手につけ入る隙を与えたり、変に疑問を与えたり、印象に残ないプレゼンテーションにならないようにするための技術を紹介しているとも言い換えられる。<P>「戦略的プレゼンテーションの技術」など他のプレゼンテーション関連の本と併せて読むと更に良いだろう。
論理的で説得力のあるプレゼン資料の作成と、その進め方の「勘所」を押さえて分かりやすく解説した本。MECE/ピラミッド・ストラクチャ等のロジカル・シンキングの基本から、実際の構成の仕方、勝負チャートの使い方、キーオーディエンスの観察等の実践的なアドバイスが含まれ、すぐに役立つだろう。<P>この本自体が優れたプレゼン資料になっている印象を受けた。読者として戦略系コンサルを対象にしているようだが、分かりやすい説明で万人向け。数多いプレゼン技法の書籍でも1、2を争う出来栄えだろう。プレゼン作成の前にぜひ読んでおきたい一冊。