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インデックス・ファンドの時代―アメリカにおける資産運用の新潮流 ( ジョン・C. ボーグル John C. Bogle 井手 正介 みずほ年金研究所 )

長期運用になればなるほど、投資信託の保有コストはパフォーマンスに与える影響が大きくなる。このコスト上の不利を吸収して、さらにインデックスを上回るほどのパフォーマンスを長期的に継続してあげているアクティブ運用のファンドは少ない。<P>つまり、資産の長期運用の対象として株式投資を選択するのであれば、例え株式市場が短期的に、あるいは中長期的に大きく変動するとしても、インデックスファンドは非常に有力な選択肢となるということである。<BR>コスト面で不利なアクティブ運用ファンドは、まず「負けている」ところからスタートする。つまり「おまえは既に負けている」のである。<P>分厚い本だが、具体的な資料をもとに実証的な検証を重ね、説得力のある内容となっている。<BR>日々の楽しみではなく、長期的な資産運用を考えるのであれば、本書の内容は参考となる。<P>個人的には個別銘柄で構成されたポートフォリオでインデックスファンドを上回るパフォーマンスをあげたいと考えているが、それはそれほど簡単なことではないということを実感できた一冊。しかし、不可能とは言い切れない。<BR>本書の真面目さに星は4つです。

長い本です。読んでいる間は滝に打たれて修行をしているような気分でした。<BR>投信を選ぶ際にはコストが非常に重要だということを、<BR>約500ページに渡ってこれでもか!というくらいしつこく教えてくれます。<P>正直言って読んでる間はあまりにくどくてむかついたりもしましたが、<BR>この本でいいたい事はかなり体に染み込みました。<P>本書の著者のボーグル氏はアメリカで超メジャーな投信会社<BR>(バンガード社)の創始者で、<BR>本書で彼が主張している事が、彼の会社の方針にきちんと反映されている<BR>事に非常に好感を持っています。<P>彼のストイックさは本書にも、バンガードの経営方針にも<BR>滲み出ていると思います。

 投資リターンを最大化するには、まず「コスト」を意識すること。この本から学んだことです。<P> 基本的に株価の変動は、予測不可能な経済情勢に左右されるものだから、将来の投資リターンを正確に算出することなどできはしない。そんな中、リターンを確実に減らしていくものがある。それが、売買手数料や口座管理料、投信ならば信託報酬といった、コスト。。。

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