林さんを初め、板垣さん、立花さんなど林投資研究所関係の方々の投資書を<BR>たくさん読ませて頂きました。板垣さんはとてもわかりやすく書いてくださり、<BR>当時株を始めたばかりの私でも理解することができました。<BR>立花さんは初めは売買履歴を見ても真意を掴むことができなかった(一番初めは<BR>そこ読んでて眠くなった(笑))のですが、ある時急に分かる様になり、<BR>すばらしい本だと理解することができました。<BR>しかし、林さんの本は何度読んでも林さんの姿が見えなくて苦しんでおりました。<BR>仰ることは正しいけど、ご自分はいかがなのですか?<BR>他人の売買履歴だけを載せてご自分のを載せないのはどうしてなのですか?<BR>林さんはどの程度のお方なのですか?とも思いました。<BR>本書にてようやく林さんの相場師としての偉大さが分かりました。<BR>既に10億達成された方だったのですね。<BR><BR>しかし、いやだからなおさら、私は林さんの技術をこの目で見てみたい。<BR>あの時代から相場技術論を唱えた上級者の玉帳と、その時の場帳を見てみたい。<BR>成功した売買だけなど見ても意味はない。成功した時、失敗した時、迷った時、<BR>うねり、ツナギ、確定、撤退。例え初めは本質を理解できなくても、<BR>自分の上達に合わせて少しずつ理解できればそれでいい。<BR>いつか日本代表のウィザードとして見せてください。
精神論が多いと批判する向きも多い、相場界の大御所・林輝太郎先生の著書です。<BR>「小豆の罫線」など、テクニカルな専門書を除く、他の著書の総集編のような内容で、今までに林先生の著作に親しんだ方には新しい内容は少ないかも知れません。<BR>また、特に株式投資に焦点をあてた内容ではなく、商品相場にも当てはまるものです。<P>目新しいといえば、林先生ご自身が平和不動産の株を購入し、初めて相場の世界に足を踏み入れて以来の半生を綴られていることでしょう。<BR>とは言え、システムトレード崇拝に対しての批判など、相変わらずの「林輝太郎節」を読むに付け、いかにご自身の相場に対する考えに自信がおありか、改めて感心させられます。<P>初めての方には林著作の入門として、以前からの読者には、..の卓越した見識を再確認する意味で、読んで後悔しない内容と言えましょう。<BR>強いて難点を言えば、サブタイトルの『10億円を儲けた…』は、書店で購入するのに、気恥ずかしさを感じさせるに十分足るものではありますが。