いままで悩んでいたのはなぜなんだろう?というくらい説明がわかりやすい。IS-LMがこんなにわかるなんて奇跡です!
マクロ経済学の入門書はいろいろ売っている。しかし、それらの本のは、大学か専門学校で更に教えてもらわないと分かりづらいような部分を残している。これまでは経済学の知識のある先生は、数千円で手に入る本には、そのノウハウを開示しなかった。<P> しかし、著者は一般に手に入る著書で、詳しく教えてしまうという禁じ手を使ってしまっている。有料ではあるが、親切な先輩か同級生の講義貸しノートと言った感じがする。私も著者同年代ぐらいで同じ大学の経済学部に通っていたが、講義では本著にあるような講義を受けていたような記憶がある。その際は日本評論社 中谷巌著「入門マクロ経済学」が講義でも使用されていたが、本を読むだけでは最初の三面等価の部分から頭がこんがらかってくる。しかし、その部分を含めて本著は親切に整理してくれているので、理解の助けになる。<P> 著者は、国家公務員試Ⅰ種試験、外務公務員Ⅰ種試験にも合格しているので、経済学以外にも勉強ノウハウがありそうである。経済学以外にも経営学塾や民法・商法塾など範囲を拡げても今後の活躍が期待できる。
現在、中小企業診断士の資格取得のため経済学を独学で学習しております。<BR>2年前に診断士の試験制度が変わり、新たに「経済学」が試験に加わりました。<P>私のような、会社勤めの人間が生まれて初めて「経済学」を学習するのですから本当に困っておりました。<BR>「経済学」は、初心者にとって、あまりに難解ですから。<P>ただこの本だとスムーズに読みこなせます。<BR>まず、講義形式で進んでいくので、すんなりとアタマに入ってくれます。<BR>次に、難解な数式はなるべく使わず解説してくれるので、数学アレルギーのある私でもついて行けます。<P>この本は、特に時間がないが「経済学」を学習しなければならない社会人の方にお勧めです。