これだけE-メールが普及しても、いざ英文で、しかも例えば海外の顧客へメールを発信するとなると躊躇してしまうのが現実ではないでしょうか。<BR>本書は、日本での豊富な実務経験を持つ現役の米国人ビジネスマンによる英文電子メールの入門書であり、そのまま実際ビジネスに使える「生きた」実例メールが数多く記載されています。<P>私自身、第1章の「英文電子メールの基本」で書式やマナー等基本を押えた上で、2章の「実例」をそのまま活用し始めたところ、より正確で、効果的な英文が、短時間で書けるようになりました。
新書版で、薄い本なのに、レイアウトがすっきりしていないので、読みにくい。これだけの分量で、あらゆること、注文から見舞い・弔慰文までをカバーしようとするのは、無理なのでは。<BR>書かれた当時には必要であったのだろうが、「電子メールとは何か、どんなに役に立つか」に、随分ページ数を割いているので、尚更だ。
依頼,問い合わせから催促,お断り,抗議等の状況に合わせて、的確に書き手の意図を伝えつつ、相手との関係に合わせた英文のe-mail作成のポイントが明快に説明されており、実用的な内容になっています。フォーマルな言い回しへの応用、微妙な意図の違いの書き分けや「今後ともよろしくお願いいたします」「心よりお願いします」などの書き手のニュウアンスを反映できる英文例は、日常のフォーマルな会話にも応用がききます。日本人の陥りやすい過ち、表現したいその「一言」を充分理解している著者の「英会話教本」があれば、是非読みたいところです。