証券投資論 みんなこんな本を読んできた 証券投資論
 
 
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証券投資論 ( 榊原 茂樹 日本証券アナリスト協会 )

関連書の中では、品格力量を兼ね備えた横綱のような存在。いきなり読み込むよりかは、参考書または辞書的に用いるのが賢明か。それにしても値段が高過ぎ!

証券アナリスト試験では基本テキストにも指定されているだけあり、関係業務に従事している人は皆読んでいると言っても過言ではないと思います。<BR>ボリュームもあり初めは難しく感じると思いますが、興味のあるところから読み始めれば問題ありません。アセットマネジメント業界の人は会社のデスクに置いておいて参考書的に使うのもいいです。

NPVや投資収益率などファイナンスの初歩の解説から始まり、モダンポートフォリオ理論、CAPM、デリバティブ、債券投資、株式投資など幅広い分野をカバーしている。この本が無くても証券アナリスト試験に合格できるであろうが、証券アナリストを名乗るならこの本に書かれているレベルは最低知っておきたい。

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証券投資論&nbsp;&nbsp;&nbsp;証券投資理論とその技法を体系的にまとめた本書は、証券アナリスト資格取得を目指す受講者向けの基本テキストにもなっている。1991年に出版されて以来版を重ね、第3版となる本書では、先物・オプション取引の解説を「デリバティブ」として1つの章にまとめ、さらに金融市場の国際化を背景に「国際証券投資」を加えるなど、大幅な改訂を行っている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;まず第1部「投資の基本概念」では、金融・証券市場のしくみ、証券投資理論の発展や技法の進化、投資対象による市場の特徴といった証券の基礎知識や、貨幣の時間価値、投資収益率といった投資の基本概念、続いてポートフォリオ理論、資本市場理論が解説される。計算式や関数、図表と併せて、ときには例題を出しながら論理的かつ簡潔に解説を加える。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;第2部「個別資産の分析と評価」では証券分析の理論とそれに基づいた分析法が債券、株式、デリバティブの順に解説される。さまざまな指数、利回り、価格に関する数式、図表も豊富に使われていてわかりやすい。最後の第3部「ポートフォリオ・マネジメント」では基本原理、投資方針をはじめ、アセット・アロケーションの理論や現場での問題点、パフォーマンス測定と評価の概念、具体的測定法が解説される。さらに国際証券投資の章では金利、為替レート、インフレの関係をはじめ、国際証券投資の意義や投資に必要な視点が述べられ、為替リスクとヘッジ、マーケットによるリスクについても記されている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は基本テキストであるため、その内容は刻一刻と変化する証券投資の最新動向を追いかけたものではなく、学会と現場の双方で広く認知され、「数年間程度の時間の経過にも耐えうるような」基本的な理論や技法をわかりやすく解説することを目的としている。よって資格取得志願者や証券分析に携わる人だけではなく、証券投資を学ぼうとする人が基礎的な知識を身につけるための教科書として幅広く活用できる1冊である。(大角智美)
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