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完全なる経営 ( アブラハム・マズロー 金井 壽宏 大川 修二 )

自己実現は誰にでも訪れるわけではなく、仕事に前向きに取り組んだ人にのみやってくるという考え方が発見でした。一般に自己実現の概念が紹介されている時、人間なら誰にでも自己実現はやってくるという甘さが含まれているように思います。読む前に注意するべき点はこの本を読んでも欲求階層説に触れることはできない点です。

今のところ、わたしが読んだ経営書の中で、間違いなくナンバーワンです。<P>・仕事とは、利己と利他を融合させる、素晴らしい活動形態である。<BR>・いい人間、いい管理者、いい会社が、世界をよりよいものにする。<BR>・ひとは単純な解決策を求めがちだが、複雑であってもより正しい道を模索すべきである。<BR>・構造化されたものの見方は、真実を見誤る可能性がある。非構造的なものの見方が重要である。<P>、、等々、(ちょっと経営書っぽくないですけど)素晴らしいエッセンスがぎっしり詰まっています。<P>物事に対して(この本では人間と経営に対して)、これほどまでに深い考察を述べた人を、わたしは知りません。もしあなたが経営者を志されるなら、経営者になる前にこの本を読んでおくことを強くお勧めします。全体論的な、そして長期的で深遠なビジョンを、あなたは手にすることができるでしょう。<P>マズローを、あのピラミッドだけで語るには非常にもったいない。<P>p.s.<BR>訳も最高。

自分を分析し、自己認識するには、悲しいかな必須の本です。<BR>自分を知ることが、自己実現には必要だということを痛感しました。<BR>また、経営にのみならず、人間としての関係性においてすべて当てはまると思います。是非読んで欲しい!!

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