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| 北京上海 小さな街物語 単行本
(
原口 純子
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うーん、いいです。一つ一つがツボです。骨董市情報でも、そこに住んでいたからこその情報やこだわりを入れつつ、「そんなの旅行者に無理!」ではなく、何とかやれそうな、体験できそうなことが並んでいます。おいしい黒酢のお店や、有名じゃないけどおいしい羊しゃぶしゃぶの店、イスラム街など、ツアーよりは少しディープに、でも数日間の旅行で自力で行ける程度の情報がみっちりつまっていて素敵です。読み物としてももちろんグーですが、これを読んだら絶対行きたくなるはず! これは北京・上海、街中の小さなお楽しみが詰まっています。中国人との異文化コミュニケーションに疲れた方には別の視点に立って中国を楽しむきっかけになるかも。<P>私は今でも中国雑貨に興味を持っている。「文化屋雑貨」や「大中」に始まって悲しいことに現在はデパートの中国物産展止まりである。催事場で蛍光灯に照らされた品々はちょっと違う感じ…。本はそんな不満を解いてくれた。<P>「豆汁」の味?「別想!」でバッサリ。現場はおそらく読む以上の驚きの連続でしょう。本を読んで少しでも「!」と感じた人は、現場体験の計画を立てましょう。
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