書名の通りデータウェアハウスの基本が丁寧に説明されている本です。データウェアハウスというと、どうしてもツールの紹介にとどまりがちですが、この本では特定のベンダーに偏ることなく、一般的にデータウェアハウスとは何なのかということを解説しています。<P>なぜ経営においてデータを活用することが必要なのかということから始まり、統合や恒常性などのデータウェアハウスの基本的な考え方、OLAPなどの具体的な機能、業界・業種ごとの具体的なデータウェアハウスの活用事例、そして構築の際にノウハウなどが紹介されています。<P>すべてのページが見開きで完結しているのですが、このような形態の書籍を見ると、どうしても「内容が薄そう」と思ってしまいがちです。しかし、この本はデータウェアハウス!の考え方を、その概念から積み上げて解説してくれているので、とてもわかりやすいです。同時に、ページ毎に挿入されている図がとてもわかりやすく、本文の理解を助けてくれます。<P>索引も充実していますし、最後に用語集も載っています。更に参考文献も紹介されているので、これからデータウェアハウスを学習する人にとっては最適です。また、各ベンダーのデータウェアハウス関連パッケージ一覧という付録もついていますので、これから導入を検討している会社にいる方にもおススメです。
データウェアハウスを使っているときに直面する問題点。<BR>考える前に本書を少し紐解いてみよう。<BR>みんな同じ問題に直面してる(ある意味の)嬉しさや<BR>問題解決のために先達が考えたことが書かれており、<BR>思考を張り巡らす上でいい参考になる。
イラストが多く、読みやすくて感激です。幅広い項目が一冊に凝縮されているという感じです。概略はこの1冊で把握できるのではないでしょうか。