前作「図解でわかるソフトウェア開発のすべて」で書ききれなかったトピックの追加と、より詳しい設計、開発の記述がこの本の骨子なのでは、という印象を受ける。前作より一歩すすんだ詳しい内容になっているが、これを読んだからといって設計ができるようにはならない。書中に紹介されている参考文献へとつなぐきっかけを提供する意味では有益である。前作が気に入った人は読んで損はないと思う。
是非、新人ITエンジニアに読んで欲しい本です。実務を経験すれば、ここに書かれていることは嫌でも実感すると思うのですが、事前にこの本を読んでおくと役に立つのではないでしょうか?実務経験者には当たり前のことでも、それが故に敢えて新人に教えようと思わなかったりするのではないかと思います。また、後半は、PMBOKやCMM、TOC、SWEBOKなど、実務経験者でも知らない人が多い、非常に重要な今後のIT業界の方向性が書かれており、システム開発担当者必須の内容です。
タイトルそのままに分かり易く、実践的な本と感じました。<BR>ソフトウェア開発の管理をしていますが、若いSEに読んでもらいたいなと思いました。プロジェクト体制面、コミュニケーション面、開発過程のなかでもテストや移行過程、あるいは顧客からSEへの期待などはまとめて書かれている例を見ませんので、一読の価値があると思います。<BR>また5章には最近の話題をまとめている点や他の推薦書などもあって参考になる面が多いと感じました。<BR>あえて難を言えば、オブジェクト指向での設計に触れていない点かと思いますが、その技術的な点は他書で補えばよく、全体的にはそれを補って余りあると思います。