英語で読書というと、分厚いペーパーバックを連想する方が多いかもしれません。私もかつてそういう難しい本を読もうとして、1ページに何時間もかけて単語を調べまくったあげく挫折、または読みとおせたとしてもストーリーを楽しむどころではなく疲れ果てていました。<P> でも、この本で紹介されている本当にやさしい本からはじめれば、快適なスピードで楽に読めるので、英語のストーリーにぐいぐい引き込まれる快感を味わえます。そしてたくさん読むうちに自然にレベルアップすることができます。本当に英語の基礎を身につけたかったら、基本単語のたくさんでてくるやさしい本をたくさん読むことこそ早道だと思います。100万語といっても、1日30分読書時間を確保できれば1年間で達成できる量なのです。この本には各レベルにたくさんの本の紹介があってとても便利に使えるし、本の選び方、レベルの上げ方、スランプ脱出法など細かいところまで行き届いたアドバイスが満載で、英語学習の心強いガイドになること間違いなしだと思います。
この本で推奨している「多読」とは<BR>辞書はひかない<BR>わからないなら飛ばして読む<BR>つまらない本はやめる<BR>ことを原則として、英語の本をたくさんよむという勉強法です。<P>そして、多読に用いる本とはGR(英語学習者向けに語彙レベルを制限した本)や<BR>英語で書かれた児童書。<BR>最初は誰でも簡単な本から始めましょうということですが、<P>なにしろお金がかかってかかって。。。<BR>ぺらぺらの1000語程度の本が大体500円(普通の書店だともうちょっと高め)<BR>これが大体10分未満で読み終わってしまうのでお金がもったいない。<BR>図書館や貸し借りをするのもコスト削減に有効な手だとは思いますが<BR>初期投資は仕方ないとして、読み終わった本はさっさと売って、<BR>次の本を買う資金にするしかないかもしれません。<P>多読自体はとても効果のある勉強法だと思います。<P>勉強というより、趣味感覚で続けられます。<BR>ただ、読書嫌いの人には無理ですが。<P>さて、この本には多読に用いる本が多数紹介されています。<BR>多読をする、しないにかかわらず英語の本が読みたいけど、<BR>難しそうだし、自分にあったレベルの本が知りたいなーという<BR>本カタログ的な使い方もできると思います。<BR>1000語の物語"Fly away home"も載っているのでまさに「今日から」はじめられます。<P>思ったことをとりとめもなく書いてしまいましたが、<BR>多読をしている一人としての感想です。<BR>多読はいいけどお金がかかる!<BR>本好き、英語できるようになりたい人、自分のために投資できる人にはお勧めです。
中学1年1学期終了レベルから読める、超やさしい英語の本から、英検1級・TOEIC860点レベルの人にも楽しめる本まで、Graded Readers(英語学習者のために語彙を制限してやさしく書かれた本)の中でもとりわけ興味深いタイトル、英米のネイティブの子ども達に人気の絵本・児童書など数百冊が読みやすさレベル順に紹介されています。<P> 『本当に役立つ英語を身につけるためには、やさしい英語を沢山読みなさい』と説く本は今までにもいくつもありましたが、英語の専門家がやさしい英語の例として挙げている本は、「あんたにはやさしくても、私にゃちーっともやさしくないんじゃー!」と言い返したいようなものばかり...という悲しい体験をし続けてきた人でも、もう大丈夫(^^*)<P> SSS式英語多読を続けてきた人達の、たくさんの掲示板への書き込みを資料に、大勢の人が読みやすい・面白かったと評価した本がレベル別に紹介さ!れていますし、自分がどのレベルから始められるかチェックできます。多読学習を進めるときの注意事項やレベルアップのタイミング、スランブ解消法もわかります。もう英語多読を始めている人にも、読みたい本を探すときにこの本が手許にあるととても便利だろうと思います。<BR> また、「Graded Readersって夏休みの宿題なんかになる、あのつまらない本でしょう?」とか、「やさしい英語の本=面白くないのでは?」と懐疑的な人にもこの本をお勧めしたいです。『こんなにやさしいのに感動的、楽しめる』と評判の本が沢山紹介されています。