読みやすく理解もしやすかった。<P>内容としては患者満足度をアウトカム評価にするしかないという日本の医療の現状を的確に捉えており、それに対する基礎的な研究を紹介している点はとても良い。ただ、それを経営に結びつけた場合にどうなるかというテーマに関しては、サッサーらのサービス・プロフィット・チェーンの手法を紹介しているのみで具体性に欠ける。<P>米国の病院群における実証プロジェクトやTQMも紹介されているが、やはり日本の医療機関での経営指標と結びつけた実証データが一つは欲しいところである。<P>次の展開に期待という意味も込めて星3つ半。
世の中、変革変革と口で言っていますが、中々進まないジレンマにみんな直面しているはず。医療界では実はそれ以前の問題で、変わらなきゃいけないことすら、わからない医者もまだまだいるという事です。もちろん我々患者側も悪いのですが、この本を契機に日本の医療界が医者中心から患者中心に変わることを期待します。(もちろんわかっている医者もたくさんいたのでしょうが、出る杭は打たれていたのかも?)この本で感心したのは、患者満足度が経営に直結することを、見事に示唆していることです。余りに面白くて、一気に読んでしまいました。
友達に勧められて読んだら、とてもよかったです。<BR>私は前半を患者(の家族)の立場で読みました。<BR>お医者さんが皆、この本を読んで、コミュニケーションがうまくなるといいですね。<BR>患者満足度調査が今後広まることを期待してます。<P>6章の面接態度の話は、医者に限らず他の専門職でも<BR>役立ちそうです。コーチングのコラムも興味深いです。<P>8章のプロフェッショナルの条件もなるほどと思いました。<BR>医療関係者、病院によく行く人だけでなく、他の専門職の人にとっても、<BR>ヒントが得られる本です。