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| チェ・ゲバラ伝
(
三好 徹
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とにかく詳細で緻密なゲバラ伝。年表も収録しており、大変便利。「チェ・ゲバラ―リウスの現代思想学校」を読み終えたら、次は、この1冊に挑戦してみよう。最後のページを繰った後には、ひとりの人間「エルネスト・ゲバラ」が、あなたの脳内に現れているはずだ。そして、彼は一生、あなたと共に生き続けるのだ。 初出は71年、いわずと知れた邦版ゲバラ本決定版ですが、永らく文庫しかなくってわたしがもっているのももうボロボロ、で、たまたまこの新装版を発見、迷わず購入。オリジナル版の内容に、その後発見されたチェのコンゴでの活動を記した補章「コンゴの日々」が追加されました。チェの熱さと著者のチェへのシンパシーが絶妙なハーモニーをつむぐ。<P>たまに無性に読みたくなる、そんな本です。 チェに関して何も知らなかったが、この書籍を通して、彼の生き方や周りに与えた影響、ラテンアメリカの歴史がまざまざと目の前にあふれてきた。チェをすみずみまで感じることのできる1冊ではないだろうか・・。
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