小学生の時に読んでから、何度も何度も読み返している素晴らしい本です。なんと言っても、チョコレート工場の中には、子供なら誰でもあこがれるようなチョコレートの川を筆頭にチョコレートだらけ。チョコレート工場に行けるようになった経緯も素敵です。当時、チョコレートなど買ってもらえなかった私は、くじ付きのチョコレートにあこがれました。自分の子供にも大きくなったら絶対読んでもらいたい本です。
この本は私が中学年の頃に読んだと思います。<BR>私はとにかく本をよく読む子供だったので、様々な本の記憶が入り混じり、細かいところはあいまいにしか覚えていないのですが、口の中にチョコレレートがトロリと甘く広がるような感覚と、ワクワクとする高揚感は、忘れられるものではありません。読んでる最中、何度唾を飲み込んだことでしょう・・・。<P>この本には、匂いさえ漂ってきそうな甘くて不思議な世界が広がっています。<BR>特に私の記憶を揺さぶるのは「チョコレートの川」のくだりで、子供の私にとっては想像するだけでため息が出るような夢そのものでした。<P>初めて長崎のハウステンボスに行き、そこで「チョコレートの滝」というものを目の当たりにした時、何年も昔に読んだ話だというのにもかわらず、私の頭の中にはまさにこの工場のチョコレートの川が鮮明に浮かんできて、あんなにあこがれたチョコレートが川になって流れるところを見れたことに、とても感動した事を覚えています。。<P>甘さの中に苦さもちょっぴり残るようなこの話、ぜひ一度読んでみることをお勧めします。
初めて読んだのは小学生のとき、心の片隅で「また読みたい読みたい」と思いながら本屋では児童書のコーナーも欠かさずチェックする私が再び出会ったのは大学時代、友人の部屋で。聞けば彼女にとっても『思い出の一冊』だとか。それから数年、やっと手に入れることができた折の読後感は20年前と少しも変わりませんでした。お気楽ほのぼのな話ではなく、主人公宅の困窮生活は笑えませんし、社長が工場で雇っている工員もまた意味ありです。なのに読み終わったときはなんとも言えない晴れ晴れとした気分です。余談、何の根拠もありませんが、私が今まで読んだ本で、ものを食べるときの描写が素晴らしい話はハズレがありません。チョコレートの川、見てみたいものです。