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新版 指輪物語〈8〉王の帰還 上 ( J.R.R. トールキン J.R.R. Tolkien 瀬田 貞二 田中 明子 )

いよいよゴンドールでサウロン軍との合戦が始まります。ピピンはゴンドールの執政デネソール侯に、メリーはセオデン王に仕え辛い戦いの中手柄を立てることに! アラゴルン率いる謎の部隊も登場。フロドとサムが苦しい歩を進めていると同時に指輪の仲間も絶望的な大合戦に出陣・・・。<P>この巻では、荒野の放浪者アラゴルンが王としての力量を発揮し、また傷ついた者の癒し手として大活躍。悲惨な戦闘の最中も彼は小さき人ホビットへ友情と慈愛に満ちた愛情を・・・、『今まであの人のような人がいただろうか』ブリー村の躍る小馬停から旅を共にしてきたアラゴルンにホッビトたちも畏敬の念を! この物語は戦闘シーもが多いですが、トールキンが強調したいのはもっと別のもの!、ではないでしょうか。

上巻はほぼ全編戦闘場面が続く。しかしこれは改めて考えると奇妙な「戦略」である。中つ国かってない会戦の目的が、ホビットが指輪を滅ぼす任務の遂行のため、敵の目を逸らすことだけだ、というのだ。<P>「武力で勝利は勝ち取れない。でも武力で可能性はつくれるかもしれない。」ガンダルフは言う。犠牲は甚大である。勇猛な戦士が、偉大な王が、次々と死んでいく、あるいは傷つき倒れる。<BR>平和とはなんだろう。「力」とはなんだろう。答はまだない

文庫にして9冊・・・読み終わるまで最短で一日?長くて数ヶ月?人それぞれの旅路もこの第三部でとうとうおしまいです。<P>『指輪物語』は、トールキンが作り出した3万年の(架空と言ってしまうには余りにも惜しい、有史以前の地球の歴史にしてパラレルワールドとでも呼びたい位)の歴史のハイライトに過ぎません。しかし『トールキン指輪物語事典』にもあるように、『指輪物語』は、それまでの歴史を象徴し、背負う、最大のハイライトである指輪戦争を描いたものです。<P>指輪戦争の終結は、中つ国の自由の再獲得と、指輪の破壊、人間の王国の統一、そして第三紀の終わりです。「王の帰還」というサブタイトル通り、人間の王国が再統一され、ここから、我々にもなじみのある人間の時代が始まる、という実に壮大な構想なのです。<P>「やがて哀しき」まさにこの言葉がピッタリです。私は指輪の破壊に関するあたりで、あまりに強烈なオチに数瞬の間呆然としてしまいました。<BR>そして今でも、ずっとずっと『指輪物語』の余韻の中にいます。<BR>ひとたびの終わり、そして始まり。終わっていて終わらない物語。<BR>恐らく私はこの物語は永遠に続くと感じているのだと思います。<P>第三紀の終わり、フロドをはじめ、指輪に関わった者たちはどうなったのか・・・<BR>本文の幕切れは非常に余韻ある、何とも胸にしみるものです。<BR>時間的にその後どうなったのか、詳しくは単行本版のみで出ている『追補編』の年表をご覧下さい。物語の最後の最後まで載っていて、これまた何ともしんみりとします。<P>しかし、やっぱり、まだ物語は続いている気がします。どこかで。

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