唯一の神、エル(イルーヴァタール)がエア、つまり存在するもの、地球をつくる話からはじまる、小さい話が4つ、主な話、「クウェンタ・シルマリルリオン(シルマリルの物語)」が書かれている本です。その話はすべて、つながりあっています。<P> シルマリルリオンは、エルフが主人公です。ノルドール・エルフのフェアノールがつくり、初代冥王にうばわれたシルマリルを取り戻しに、みんなの反対をおしきって至福の地・アマンをとびだしていくのです。<P> また、この本にも、ガラドリエル、ケレボルン、エルロンド、ガンダルフ(ミスランディア)、サルマン(クルニーア)など、指輪物語でおなじみの人々も(あまりかかわりませんが)出てきます。アラゴルンの祖先のこともよくわかります(主にアカルラ!ベースという話)。<P> 巻末に、索引とエルフ語の辞典(?)、エルフや人間の系図が載っているので、わかりやすくなっています。<BR> エルフ視点のこの本は、特にエルフ好き(私もです)にオススメ!また、私は、指輪物語の後に読むことをおすすめします。<BR> さぁ、みなさんも、ワクワク・ドキドキのエルフ達の世界へ行ってみませんか?
私が「シルマリルの物語」を読破したのは中学生のころ。<BR>当時出ていた版は、時代物といった感じで、活字は小さく、しかも凸版印刷<BR>のよう(裏がボコボコしているような)。装丁の段階で既に難解な感じを<BR>醸し出していました。ほんとうに、ひと昔前の本という趣で、とっつきにく<BR>かったのです。<P>しかしこの新版は、すっかり現代ふうにされて、活字もすっきり見やすい<BR>し、以前上下巻だった(しかも下巻のほとんどは索引や系図。。。)ものを<BR>1冊にまとめています。相当、読みやすさがアップしています。即買いです。<BR>思わず買いなおしました。もっと早く出ていれば。。。<BR>指輪物語に描かれる「中つ国」の第一紀のお話。唯一なる神エルの天地創造<P>から、宝玉「シルマリル」をめぐるエルフちの悲劇的な歴史を描き、指輪<BR>物語よりも随分神話っぽい作品です。<BR>この作品が気に入られたかたは是非、Unfinished Talesにトライしてみて<BR>下さい。(辞書があれば読めます)非常におもしろく読めると思います。
この世の始まりから指輪戦争までの神話。Second edition対応になり、クリストファの序文、トールキンの紙等が追加になり、エルフ語表記も大幅に変更されました。また、『指輪物語』普及版と同じ大きさになり、読みやすくなっています。