スピチュアルな話の好きな人にはぜひ、おすすめ。そうでない方にはお話として楽しんでもらえることでしょう。私自身は前者であり、読みすすめていくうちに、たくさんのメッセージを感じました。おおげさなようですが、ホントに心が洗われるような、清らかな読後感が味わえました。ラブストーリーというよりは「永遠に続く魂の旅」の物語という感じです。
ソウルメイトを見つけた人、あるいは何らかの実体験がある人ならばこの本を読んで感動するのかもしれないが、なんとなく生きているだけの私にはピンとこなかった。過去生退行セラピーを受けることは、おそらく一生ないであろう。勝手にソウルメイトと思い込むことは相手の迷惑になる場合もあるのではないだろうか(すべての方がそうだというつもりではありません)。
わたしはスピリチュアルな事に興味があり、精神世界に関する本も読んだ。でもこの本は一番信憑性が高く、それをシンプルな言葉で語っていると思う。本に出て来るエリザベスという患者が、死んだ母親に逢う場面は私自身似た体験をしているし、わたしにはソウルメイトといえる人もいる。自分がどう頑張っても物事が上手くいかないがんじがらめになっている人、この本を読むといいと思う。安堵感、懐かしさ、と同時に自分に対しての自信が湧いてくると思う。是非読んでみて下さい。“自分探し”なんかやって悩んでる人は特にね。