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| 秋山真之―伝説の名参謀
(
神川 武利
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短いせいもありますが、『坂の上の雲』に比べて読みやすい。それでいて大切なところは押えています。実は日露以降秋山真之がどうなったのか詳しいことを知りませんでした。虫垂炎を悪化させて腹膜炎を併発してしまったんですね。彼らしくない最期でしたが大東亜戦争での敗北、彼が愛した海軍が解体されるのを見ずにすんだのは幸せだったかもしれません。 日露戦争で大勝利をおさめた日本海海戦。この海戦において、東郷平八郎という名は非常に有名になったと思います。<BR>けれども私は、あえて「秋山真之」を日本海海戦のヒーローとして挙げたい。<P>秋山真之は、この海戦の勝利となった戦法を考えた人物でした。この戦法のおかげで勝利したといってもいいでしょう。東郷の名は知ってるけど、秋山真之の名は知らないという人、ぜひ読んで下さい。ロシアとの戦争は、決して楽なものではなかったのです。<P>また、司馬遼太郎の「坂の上の雲」とセットして読むことをオススメします。
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