心理学というと、近いようで遠い学問というのが、多くの人が感じる本音であろう。<P>「心」は誰にも関係するとはいえ、「心理学」というと、小難しい専門用語が並んでいたり、言われてみればその通りだが当たり前すぎて何の役に立つか分からなかったり、心理療法など自分とは別の世界の話と感じたり。<P>この本は、その隙間を埋めるもので、非常に興味深い内容が並んでいる。「なぜ鏡を見てしまうのか」、「なぜブランド品で着飾るのか」などなど。<P>普段、無意識に行っていることについて、心理学的に考えて行くと、こういうことか、というのが気づかされて面白い。<P>文庫本で気軽に読めるので、暇つぶしに最適。