多くの自己啓発本を読みましたが、この本は一味違うと言うのが正直な感想です。一番違うのは本の内容が多少小説じみていることと、主人公が自身を客観的にあるいは第三者的に見つめ直している部分が多いからかもしれません。<P>だからこそ、より一層心に響き渡るものがあるのかもしれません。「人生の選択」これは誰もに与えられた平等の権利。それを知らず知らずに放棄している自分が居る事を自認してしまい多少複雑な気持ちになりました。
「人々に勇気と希望を与えてベストセラーとなった本も、風邪をひいたときに飲むアスピリンのように、一時的には落ち込んだ精神を立て直すかも知れないが、3日もすればまた怠惰で絶望的な生活に逆戻りするのが人間なんだよ。私達の仕事には大した価値は無いんだ」。突然現実に引き戻されるこのシーンで、熱くなっていた気持ちに冷や水を浴びせられます。読者を突き放すような展開が今まで読んできた成功物語りとは一味違いました。「この世で一番の奇跡」同様、霊的現象をからませているので、好き嫌いはあるかもしれませんが、この本に批判的な態度をとる人から、人生の成功者が出ることがないのだけは確かでしょう。
”この世で一番の奇跡”を読み、オグ・マンディーノのファンになってしまった私が、次に選んで買ってみた本が”あなたに成功をもたらす人生の選択”です。オグ・マンディーノの本の中には、私が人生の目的としようとしている事がたくさん積み込まれています。そして人生・平和・助け合い・努力・成功などたくさんの事をこの本は教えてくれます。