私がこの本を読み始めたキッカケは、数年前に出会った優秀なコンサルタントが<BR>「この本は自分が考えていることが全て的確に書いてある」と言っていたことを思い出したことである。<P>この本で一番好きな心得は「衆知を集めて独りで決める」。絶対の正解がないこの複雑なビジネス現場の中で、<P>これができなくて困っているマネージャーが多いのではないでしょうか?<P>マネージャーとして意思決定をする場面における12の心得を分かりやすく書いているオススメの良書です。
ビジネスにおいてマネジャーが日々直面する意思決定とは、学校の試験問題のような「正解」など無い、いわば「答えの無い問い」である。<P>そして、マネジャーが為すべきは、それが「答えの無い問い」であることを知りつつ、「割り切り」という精神の弱さに流されず、「腹を定める」ことである。だからこそ、マネジャーにとっての意思決定とは、その精神を鍛え、深め、限りなく成長させてくれる素晴らしい役割である。<P>マネジャーはもちろん、全てのビジネスマンにとって「仕事に対する心構え」を深く考えさせられる作品です。非常に読みやすい文体でもあり、ご一読をお薦めします。