仕事であれ仕事外であれ、もっと良いコミュニケーションを望んでいる人は多い。しかし「コミュニケーションとは何か?」と問われると、意外に答えることができない。辞書的には「メッセージを伝え、結果として意味を伝える」ということになるだろうが、それで必要かつ十分だろうか?<P>この本ではコミュニケーションは「相手に意味が伝わり、行動してもらうこと」として捉えている。確かにその通りで、意味が伝わっても相手の行動が起きなければ何もならないのだ。この認識を持つだけで、コミュニケーションの改善に役に立つだろう。<P>また、コミュニケーションの背後にある仕組みをSource-Message-Channel-Receiverモデル(SMCRモデル)で説明している。特に、この部分の説明は秀逸で、ぜひ一読をお勧めしたい。
基本的なコミュニケーション理論をベースに、杉田先生の豊富な経験を踏まえながら、ビジネス・パーソンに必要な「説得力」の高め方を説明しています。非常にわかりやすく、かつ有用な本です。2~3時間もあれば読み切れる内容です。私はプレゼン前のチェックのために利用しています。読んで損はないと思います。
「ビジネス英会話」「やさしいビジネス英語」の講師でおなじみの杉田敏の著書であるが、この本は英語学習のための本ではないので、興味を持って購入した。実際、呼んでみると「広報」の概念、「コミュニケーション」の重要さがとても具体的によく書かれている。この本は、いかに人にアクションを取ってもらうのが(「人を動かす」のが)難しいのか、また、どうやって「人を動かす」のかがわかりやすく書かれている。私たちはどのような状況においても、他人とのコミュニケーション無しには生きていけない。そういう意味でも、ビジネスに関係していない人たちにも意味ある本であると思う。