脳の性差には驚いた。しかし、結果的には、なので男女の両方の性が必要で、上手く行くようになっているとまとめているあたりには安心がいった。<P>タイトルにLoveがつくのもいいのだろうけど、本当はもっとウキウキした若い頃の恋愛を想像させるような気がするので、ちょっともったいない気がする。Loveという単語がポップに使われる事も多いけど、この本の中のLoveはそれこそ、母性とか、母なる大地とかまで思い浮かべてしまうほどの、大きな愛だと思う。<P>軽薄な恋愛論ではなくって、脳の違いから解いた、それでいて、情緒的な、中々ない恋愛論だと思う。<P>相変わらず、作者の自己肯定と少女趣味的な文章は止まらないけど、今回の本は、それが全く嫌な気分を与えない。それは、作者の書いてある通りに、人に自慢したいわけではなくって、本当に幸せを噛締めているからなのであろうし、そういう状態から生まれた文章は、読者にも清々しい印象を与える。<P>たびたび読み返してみたいと思わせるほどの傑作でした。
『男性脳、女性脳の仕組みを知ろう。すると、男の女の、気持ちが見えてくる。<BR>今までの心配はもういらない、ちゃんと愛されているでしょう?!』<BR>・・・そんなメッセージを受取れる本です。<P>科学の根拠が、黒川さんの表現豊かで美しい随筆があわさって、<BR>”恋愛・仕事・家庭etcの男女の関係に役立つ本”になっています。<P>『女性』にとって、幸せに生き満ちていく姿が、きっと参考になるはずですし、<BR>『男性』にとっても、いろいろな男女関係において役立つ価値ある本になる、<BR>と思います。<P>小一時間で読めるけれど、<BR>私にとって、「本当に、コトあるごとに読み返したい本」になりました☆