プレゼンテーションで大切なことは、当然ながら中身である。<BR>しかし、中身を伝えるだけなら、極端な話、書いたものを配布<BR>して各自読んでもらえばいいということにもなる。<P> プレゼンテーションとは、もっと全人的なものである。<BR>つまり、5感で表現し、聞き手の5感に訴えるものである。<P> そういう観点から説明した内容になっているのが本書の最大<P>の特徴。プレゼン資料(パワーポイントなど)のデザインを<BR>詳しく説明したものを期待する向きには、別の本がある。<P> 話す内容を持っている人が、実際のプレゼンを成功させたい<BR>ときに読むとよいのが本書だと思う。
プレゼンテーションをすることになった時、<BR>真っ先に思い浮かぶのが「パワーポイントを作らなきゃ!」<BR>なのですが、本書を読んでその考えを改めさせられました。<P>とても参考になったのが、<BR>・参加者の心をつかむアイス・ブレーカー(場をなごませる手法)<BR>・テーマをわかりやすく伝えるスキル(りんごの木のアプローチ)<BR>の2つでした。<P>複雑なことは言っていないし、<BR>すでにハイレベルなプレゼンを行えている人には<BR>当たり前のことなのかもしれませんが、<BR>自分自身をかえりみたときに、<BR>私には考えさせられる点が多くありました。<P>他にもプレゼンを面白くする方法、配布資料の作り方、<BR>評価方法など著者の豊富な経験に基づく内容となっています。<P>自らのプレゼンを見直したり、効果!的にしたいと<BR>考えている方には非常に有益な本です。