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騙しのカラクリ ( 横田 濱夫 )

 小説形式で、<BR>著者の体験を含めて9つの悪徳商法が載っています。<BR> 話の終わりに反省点と予防策がまとめてあり<BR>先の小説を振りかえり「なるほど」と理解が深くなります。<P> 小説がどれもとても面白く、<BR>一気に読みました。<BR> 「自己啓発セミナー」以外は、<BR>人生の破綻まではいかないので<BR>騙されてしまう暗い話なのに、<P>軽く読み飛ばせて、読後感がさわやかです。<P> これなら、子どもや身内に説教代わりに渡しても<BR>うるさがられずに、読んでもらえそうです。<P> しかし実際、これをやられたら、私はだまされそうです。<BR> 読んでよかった!

タチの悪い詐欺めいた商法が、社会問題になっています。<BR>会社や団体の名称から判断して、「これは、ヤバソウ」とスグに分かる商品もありますが、そういった、危ない商品を売りつける手口をアタマの中で整理しておくのも悪くないなと思い、本書を購入しました。<P>燃えるわけの無いリンゴ・ジュースを、本気で燃えると信じ込むオジサンや、ハイリスクの投資信託を、口車に乗って大金をはたいて買ってしまうオバサンに、将来ならないように注意したいものです。<BR>自分が経験した詐欺のテクニックでは、病気でもないのに、医者が健康保険の適用外の60万円程度の治療を、しつこく勧誘したケースがあります。<P>「おかしい」と思い、別の病院に行ったら、思ったとおり、何ともありませんでした。<BR>昨日まで信頼のおけた先生も、組織のノルマを課せられて、いつ、人格が変わるかもしれません。<BR>なお、読者の希望としては、この本の次は、横田さんに、危ない金融商品の見分け方について、平易に解説した本を書いて欲しいと思いました。

騙されてから、では後手になる!!!!<BR>読後、ほっとする人が多いんじゃないかと思います。<BR>ですがしかし、<BR>笑って読めない人も少なくないような気がしてしまう本、ですね。<BR>続編は『騙されないカラクリ』をぜひぜひ!!!!

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