またか・・・という本の題名だが、中身は非常に親切な、経営で成功する8大戦略の「顧客戦略」に特化した良書。友人の石原らしい、戦術的にもわかりやすい内容。これ、石原自身も全部やっている。
とにかく「面白く」読めました。この本を読んでいくと、昨今の「集客ブーム」の恐さ、そして「顧客化戦略」がいかに重要かがよくわかります。そしてこの本の題名である「イヤな客には売るな!」という考え方は、非常識ではあるものの、「商売の基本」を教えてくれる重要メッセージだと思います。私にとっては、この言葉はビジネスだけでなく、人生においても重要だと思いました。「人生は短い。嫌な人に付き合っているヒマはない」という意味において…。
著者はトップセールスマンとして有名だが、<BR>本書は営業マンの教本というよりも、<BR>高度情報化社会における経営の手引書である。<P>著者は、<BR>情報の価値がかつてなく重要視される現代社会においては、<BR>営業マンの仕事は顧客に情報を発信することであり、<BR>会社は営業マンの情報発信を軸とした顧客化戦略を実行することで、<BR>勝ち組に企業になれると主張する。<P>顧客化戦略の実行法については、<BR>具体的な手順とともに明確に示さる。<BR>これに従えば、<BR>数年後にはどんな企業も勝ち組になりえる、という。<P>文章の読みやすさ、明確さも、かなりのもので、<BR>読書嫌いの営業マンにも一読をすすめたい。