かいじゅうたちのいるところ みんなこんな本を読んできた かいじゅうたちのいるところ
 
 
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かいじゅうたちのいるところ ( モーリス・センダック じんぐう てるお 神宮 輝夫 Maurice Sendak )

絵がとっても素敵。でも、お話は、もっともっと素敵です。子供(1歳半)が1日に何回もこの本を持ってくるので読んでいるのですが、毎回読み終わった時には、笑顔になってる。日本語訳の言葉も優しくて、こんな絵本に小さい頃からめぐり合えた我が子は幸せだなぁって思います。大人が読んでも、ほっと心を慰められるような本ですよ。

実は、英語版と日本語版の両方が家にあります。<P>子供たちに両方呼んで聞かせてみると、<P>やはり、日本語の勝ち!かいじゅうたちを描く言葉の巧みさに子供たちは心から拍手喝采。何度読んでも、ここで大受けです。<P>英語もいいけど。

私の息子2歳は「かいじゅうこわい・・・」といってこの本を持ってきませんでした。なまはげが怖いのでそれに似ているからと思うのですが「こわくないよ」というと一緒に読めましたが、息子の場合は、踊り出さず、最後の場面に「ほっ!」としてニヤニヤ楽しそうにしています。やっと話が終わった!よかった!と思ったようです。<P>とても単純な子で、原色の多い単純な絵には飛びつきますが、今は文字に興味があるようなのでこの絵本の内容や絵にはあまりピンとこないようですが夫婦で「なんかいいよな~」と読んでいます。自分で読めるようになってからも長く楽しめる本なのでとてもいいと思いました。

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かいじゅうたちのいるところ&nbsp;&nbsp;&nbsp;子どもだけではなく大人も楽しめる数少ない作品である。もしこの作品を楽しめなければ、それは、読者が童心を忘れて久しいことを示す、なによりの証拠だ。…主人公のマックスは、オオカミの着ぐるみを着てやったいたずらの罰に、夕食ぬきで寝室へ追いやられる。ところがびっくり、部屋はいつの間にか森になり、マックスはそこで思う存分あばれ、遊びはじめる…。センダックのカラーイラストは美しい。おそらく彼の作品の中で最高のできであり、読者はページをめくるごとに新しい驚きに包まれる。不格好なパーツをそなえた体、大きすぎる目、といった野生の生きものたちは、かたや震え上がるほど恐ろしげに見えると思えば、とてつもなくユーモラスで快活な姿でページに登場したりもする。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;文章がふてぶてしいほど次から次へと繰り出されるのがセンダックの特徴だが、こういったテキストのトーンのおかげで、夢の国と子どもの空想世界との間に漂う意識の流れが、ストーリーの中にそっくりそのまま、とうとうと流れている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;このおとぎばなしは、子どものころオオカミの着ぐるみの中で経験したあの忘れがたい気持ちよりももっと、ワクワクする感じを味わわせてくれる。読み終わった後には、「我が家に勝るものなし」とあらためてうなずかせられるのである。
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