この本は麻雀やる人はもちろん読める本なのだけれど、<BR>とくに麻雀に限らず、その他の分野にも言えるのではないか<BR>ということまで書いてある。<BR>始めに運のやりとりだとか書いてあって一見すると非現実と見えるが実は違う。<BR>例<BR>「自然主義を信奉している人は例外なく敗者である。」(教訓7より)<P>「同じ武器で戦う以上、勝負のポイントは心理戦にある。」(教訓11より)<BR>「アガることだけ考えるのは下手の証拠である。」(教訓12より)<BR>「山という偶然をツモってテンパイに達する。その点では誰も大差はない。だから差が付くのはそれ以外の部分にある。」(教訓17より)<P>「相手の安全牌を減らす事。これでまさか待つワケがないと思う牌をなくすこと。これがテンパイの技術である。」(教訓18より)<P>など、まるでその考え方は現実主義ではないか。<BR>いかに勝つか、いかに相手を出し抜くか。<BR>それは麻雀だけに言えた事ではないのだ。<BR>人より出来る奴は何か人と違う事をやっているものだ。<BR>そんな事をこの本は教えてくれる。<P>だが、この本が楽しく始めから終わりまでスラスラ読めるかというとそうではないので、星は4つ。<BR>そしてもうすでに自分独自のセオリー、戦法などをすでに確立された方にはお勧めしない。<BR>下手に他の兵法を採り入れることこそ生兵法、ケガの元に成りかないからである。
紛失したのが1冊,友達に譲ったのが1冊,自分の1冊で計3冊も買っちゃいました。出会いは雀歴5年の時で,自分ではまァ打てる方かーなんて思ってたんスが読んで目からウロコがポロポロ...。深い。ここまで考えることがあったかと驚愕&脱帽。雀歴16年の今もまだまだ学ぶことテンコ盛の麻雀バイブルです。振ってないのに勝てない,そりゃ自分の手が早いとき以外全部オリてちゃトップ率は25%にしかならんわなー。逆に全ツッパがトップ目に遠いのもこれまた真。如何にして相手をくさし,選択肢を狭めさせ,自分がアガるか。「相手の運がひとつ減ると自分の運がひとつ増える」というのはそういうことを言ってるのではないかと思います。内容紹介はさておき実戦に使えるか?ですが,これで勝てるぜ~と意気込んで望んだ一戦は見事敗退。だってみんな理屈どおり打ってくれるわけじゃないもんなー。が,10戦6勝はできなくても100戦60勝には近づく一書。オススメ5ツ星です。
阿佐田哲也氏は、麻雀を運のやり取りだと考えているため非現実的な事(運の使い方等)が書かれている。私は「デジタル麻雀派」ではないのでとても役にたったが、「デジタル麻雀派」は買わないほうがいいと思う。