堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ みんなこんな本を読んできた 堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ
 
 
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堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ ( 堀井 和子 )

堀井さんのレシピの良いところは、あっさりと簡単なのに、きちんとツボを押さえてて、素直にそのまま作れば最初っからちゃんと美味しいこと。<P>本を出さんがためにむりやり数あわせに考えたレシピではなく、本当に彼女が繰り返し作り続け、食べ続けている家庭のレシピだからこそ、よくこなれていて無駄な手順がなく、失敗もないのだろうと思います。<P>同じ理由から、手に入りにくい食材もほとんど出てこない。特殊な道具も入らない。取りあえず、スーパーで売ってるカメリヤ(強力粉)と塩・砂糖・インスタントドライイーストがあればOK.<P>私が一番気に入ってるのは、パン台が要らず、ボールの中で捏ねきれてしまうところ。大きめのボールを使えば、TVを見ながらあっという間に捏ねられてしまう。<P>次の発酵も、ポリ袋に入れて、あたたかいところに置いておくだけ。堀井さんはこの段階で友人の家に持っていき、一緒に形作って焼いたりもすると言う。なんて楽しそう!<P>パンを作りたいけど、気楽に出来なくちゃ。そう思っている方に、おすすめ。私自身、パン教室に通ったり、他のレシピ本も見まくったけれど、結局最初に買ったこの本がバイブルです。<P> 

家庭で焼くパンのためのレシピ本はたくさん出ていますが、この本のように基本の分量、作り方を少しずつアレンジして違うパンが出来る、という本は珍しい。これなら自分にも出来るかな?ととっつきやすく、ずっと愛用してしまいます。ベーグル、ナン、ピタブレッド、ピザなどバリエーションも豊富で、基本の作り方をマスターしたら、気軽にいろいろ出来る優れものだと思います。

ただのレシピ本ではありません。<P>堀井さんの本に共通している、スタイルの提唱も盛り込んで、パン作りの魅力や、気軽に生活に取り入れようといったメッセージも感じられる、シンプルで盛りだくさんな内容です。<P>私が一番目からうろこの感激した点は、基本の丸パンをわざわざくっつけるようにして天板に並べて焼いている点でした。<P>今まで、横のパンとくっつかないように、狭い天板を苦心して並べていて、くっついてしまった分については「キズモノ」と言う感覚だったので、このこと一つでもパン作りにおいてとても開放された気がしました。<P>本当にお好きで、ずーっと朝食に手作りのパンを食卓に乗せてきた堀井和子さんならではの素敵な工夫のように思えました。<P>また、一つの基本の生地を少しアレン!!!して何通りのパンにも出来るので、次に自分でオリジナルのアレンジするための応用力もつきやすいように思います。<P>自然体のパン作りをサポートしてくれる心強い教科書です。

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堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ
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