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| 日本奥地紀行
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イザベラ バード
Isabella L. Bird
高梨 健吉
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明治維新の記憶も覚めない明治10年に横浜へ船で訪れた、イザベラ・バード。外国人女性としては初めての東北北海道への旅を日本人ガイド伊藤氏と共に行く。<P>正確な地名や描写に現在と比較するのも興味深いところでした。極貧の村の様子や、温泉宿の話、鉄道に下駄を履いて乗る日本人の足音がすごかった話などどんどん読んでしまいました。また、いろはにほへとの解説や神社の鳥居の由来など実に細かいことまで書かれています。<P>イギリスで出版された初版には、北海道から帰ってから伊勢、大阪までの旅も書かれているそうですが、本書はこの部分が削除された第二版を元にしています。この部分もさらに興味あるので、誰か翻訳して欲しいところです。
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