2巻まで読んで、やっとわかった。この作者は、背徳感が好きなんだ(笑)。
ベルセルク・エアマスター(あと連載終了してしまった戦アナとか)目当てで買ってるヤングアニマル誌に、突如出現したエアポケット?的作品。正直、この手のジャンルは苦手な方なんだけども…でも、妙に惹かれてしまう自分もいるワケで。う~ん、どぼちて?<P>女装にハマった主人公。しかも綺麗でモテモテ。んなアホな…と言いたいところなれど。かくいう自分も女装こそしなかったものの、20代前半ぐらいまではやたらと女性に間違われた(今じゃただのおっさんだが) そのせいか年上の女性とか一部の同世代の女子からチヤホヤされた事もある。まぁ個人的な話はさておき、女装してない普段の主人公は…学校に於いては特別モテてはいない。この辺りが少し不思議ではある。<BR>要するに…それよりも主人公と、それに絡む3人の女性=可愛い幼馴染み・眼鏡美少女な同級生・美人の実姉、を描く事に集中したいって事なのか。<P>とにかく。既に他の方も書かれている通り、ちょっとした台詞回し・心理描写・小ネタには唸るものがある。それだけに…この“強烈・だけどある意味お約束”的な設定がどうにも……編集者の意見・進言も少なからずあるんだろうけど。でも、これは明らかに作者の個人的趣味炸裂・これが自分のやりたい事なんだ!的モノなんだろうなぁ。出来ればそうした“お約束”を打破した作品も書いて頂きたいものだす。その可能性は充分感じられるので。
1巻同様すさまじい内容と展開になっています。<BR>二次成長によって背も高くなり、声も低くなった主人公(っていうか声変わり遅すぎ!?<BR>趣味の女装にもいまいちノリきれない様子。<BR>そんな主人公を挟み、揺れ動く少女達の恋心。<P>どうも作者はこういった背徳感? のようなものが好きなご様子でして、巻末に載っている短編もアレな感じでけっこう面白かったです。<BR>1巻を持っている人はすぐ買って、持ってない人は両方一緒に買いましょう!