何年か昔、「痛み」の単位について「ハナゲ」というのを使ってみたらどうかという話で盛り上がっていました。一口に「痛い」といってもその大きさは千差万別でこじんの経験によっても差が生じます。そんなとき、だれにも共通して分かり合える痛み、それが「鼻毛を1本抜いた時の痛み」を「1ハナゲ」としたらどうだろう・・・というものでした。そういう抽象的事象について明確に表現できたら・・・という願望がぎっしり詰まった本です。どの単位も身近で共感できる、娯楽本としては最高のものだと思います。
BSフジで放映されていた『宝島の地図』という番組の人気コーナーを単行本化した本です。<BR> 例えば、違和感の単位をSt(スクーター)とし、『スクーターに乗るお坊さんに感じる違和感』を1Stと定義する。『スーツ姿の力士の違和感』が110Stなど、その使用例をイラストで示しています。<P> ゴージャスさの単位Pnp(パイナポウ)、若々しさの単位Mg?(マジで~)など、31の新しい単位が定義されています。(おそらく)誰も使わない単位が……。<BR> 全然使えない知識ですが、楽しめる本です。
バカなんです。<BR>もちろん、いい意味で!<BR>やってることは無意味としか<BR>言いようが無いのですが、<BR>微妙で独特な色使いの絵と、<BR>すこし毒の入った用例(?)<BR>が妙にマッチしていて、面白いです!<P>買って損なし!