極めてまとまりの良い本だと思います。<P>終わりの部分での自らのMBA体験を総括されていますが<BR>一通り著者の体験を読んだ後で読むと、一般的な表現も<BR>実体験のサマリーであると感じられ<BR>自分も、そんな体験をしてみたい!と気持ちを奮い立たせてくれました。<P>筆者の思いを簡潔にしかも十分に伝えてます。
ハーバード・ビジネススクールへの留学記や、MBA取得体験記はすでに数多く出版されていますが、本書が他書と少し違うフレーバーが混ざっています。まず、ビジネススクール受験のための対策について最初の一章(約50ページ)が割かれていて、具体的に筆者が何を考え何をやったのかが分かるようになっています。続いて、ビジネススクールでの2年間の生活が2章に分かれて記述されています。最後のセクションで(約30ページ)、MBAを取る過程で一体何を学んだのか、何を得たのかを自ら振り返ります。私はこの最後のセクションが重要だと感じました。このセクションを頭に入れた上で、MBA学生生活について述べた具体的なセクションを読み直すと、ビジネススクールで本当に手に入れることのできるものが明確になりま!!!。MBA不要論は日米共に(頻繁に)言われることですが、本書はMBAを取ることの本当の意味を示唆しているように思います。