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| 運動科学―アスリートのサイエンス
(
小田 伸午
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運動科学は現在パラダイムシフトの真っ最中の科学ではないだろうか。<BR> 身体は二軸である。これは、身体のバランスをとる、ということが、一体どういうことなのか、世間常識をくつがえす考え方である。いや、身体感覚を取り戻すということか。簡単にいうと、人間はやじろべぇではない、ということかな。<P> また、走るときに、つま先で蹴ってしまうと、逆に、足の運びが遅くなる。という考察は、多くの人がビックリする話だと思う。<P> 見た目の身体の動きと身体感覚はかなり違っている。その身体感覚を言語化して伝えることは、かなり困難な作業である。運動科学はそのところを追究する科学だ。多くの人が運動がラクにできるように、研究がさらに進むことを期待したい。
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