専門を制御のほうに移しつつあるものです。<BR>初心者には、とても参考になります。<BR>最近はMatlab、Mathematicaと便利なソフトが出てきました。<BR>それなりに式を入れるとぽんと答えが出てきてしまうのも困ったものです。基本を理解せずに、式の各項の意味を理解せずとも答えが出てしまうのですから、何がいいのか悪いのか、何が効いているのかも分からない。<P>やはり本質は紙と鉛筆。<BR>本書は適切な例題と懇切丁寧な解答でとても理解しやすい。<BR>線形代数の入門書と言ってもいいくらいの丁寧な解答には感服します。
制御理論は,手を動かして具体的に教科書の式展開を追ってみないと<BR>理解できない.つまりは,自分で使いこなせるようにはならない.<P>と,言われてやりはじめてみても,何でもないところでつまずいて<BR>先に進めず途中で断念.また,理解しようと時間をかけすぎると,<BR>今やっていることが何のためにのものなのか見失って挫折.<P>この辺りが制御を勉強しはじめるときに難しい点だと思う.<P>この本は,ほどよい分量で,気合いを入れて一冊一気にざーっと,<BR>復習するのによいと思う.問題は制御の教科書を理解するための<BR>もので,回答は丁寧に書かれている.単なる理論の使い方<BR>以上に,理解しているかどうかを問われる良い問題が厳選されている.<P>持っている制御の教科書とつき合わせる余裕があれば、さらに理解が深まるだろう.<P>学校で制御を習ったら,また制御関連の研究室に入ったら<BR>教科書の他に一冊持って,こなしておきたい.