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| 山菜・木の実
(
水野 仲彦
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サークル活動の関係で里山を歩くことが多いのですが、その際この本は手放せません。ハンディタイプの大きさで写真も大きく見やすいので、調べたい時にパッと出せて照応させることが出来ます。有毒な山菜・木の実も載っているのが大変親切です。個人的にはすずらんが有毒であるという事実にとても驚きました。 素人が植物図鑑を見るのは野山で実物に出会ったとき。でも立派な植物図鑑では「学問的に」科・属で分類してあるため、名前をあらかじめ知っていなければ、該当する植物の記述になかなかたどりつけない。また図版も植物全体・花・実を欲張って描いてあるためわかりにくい。この本は山菜・木の実にスポットライトを当てた図鑑で、名前を知らなくても索引しやすい。食べられるか有毒か、食べられるとすればその食べ方、有毒とすれば似た植物はなにかなども親切に書いてある。大きさも値段も山野に持ち運ぶのに手ごろ。
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