これは内容がとても良く充実された、言わば参考書の様なもの。<BR>過去現在のメジャーなピアニストの説明、そしてピアニスト別にお勧めのCDを数枚紹介されている。<BR>製作側も真面目にこの本を作っていると感じ取れるので、お勧めのCDは参考になる。<BR>聴いた事のない作品でも、「聴いてみようかな？」っと思ってしまう。<P>それだけ詳しく、細部まで説明されているからだ。<BR>自分の感性の幅が広がる。そんな感じか？<P>一番興味深いのは、過去の作曲者（例えばベートーヴェン）等が当時どんなピアノでどうゆう風にその作品を作曲したか？が詳しく説明されている。<BR>ピアノの能力の飛躍に比例して、作品もより充実された内容に作曲されているものなのだと言う事が良く判る。<P>現在、ほぼ完成されたピアノを弾いている我々。<BR>過去に作曲された偉大なる作品がなぜこのような解釈なのか？と言う事に疑問を感じた方には、一度熟読してみてはいかがだろうか？