僕は今まで、文法の勉強を高校の参考書を使って勉強して来た。<BR>高校で習った小難しい文法事項など、英会話においては何の役に立たないと知っていながら・・・。<BR>「難しい事を知っている=TOEIC高得点」という図式が頭の中にあったからだ。<BR>しかし、よく考えてみると「TOEIC=Test of English for International Communication」ではないか!<P>英語コミュニケーションのテストなので、難しい事は必要ないと恥ずかしながら今更気づいた。<BR>この本に書いてある文を引用するなら「簡単な事をどれだけ正確に使えるか」だ。<BR>この本は、会話で使われる基本的な文法をとにかくわかりやすく説明している。<BR>既知の事柄も、「なるほど、そう考えると簡単だな」というのが沢山ある。<P>文法を機械的に"暗記"したところで、会話においては全く役に立たないのは明白で、<BR>英訳、英作文を通じて実際に習った文法事項を使い、"理解"できる様工夫してある。<BR>正直な所、今まで難しい英文法までも勉強してきた僕にとって「えっ、こんな簡単な事だけでいいの?」って思ってしまうが、<P>実際、僕達が話す日本語でも、みんな日本文法が完璧か?って言われたら、答えはNoだ。<BR>要は喋る事に必要な文法を知っていればいいのだから。
TOEIC TEST向けの文法書ですが、表題のように、必須単語も身につく工夫がされています。<P>文法に自信が無いな。単語もいまいち自信が無いな。という方にはおすすめの太鼓判を押せます。<P>さて、文法は一通り説明しながら問題を解くことが行われています。文法の説明もわかりやすいです。そして、設問(英訳せよ和訳せよ)には知らなさそうな単語(必須単語)の意味の説明が載っています。でも、一度出た単語の意味の説明は最初だけで、その後の設問にも習った単語を使うように工夫された問題が出ています。その単語を使えるような形で頭に残る工夫がされているということです。
■いままで、いい加減に勉強してきました<BR>中高大と10年間英語を勉強してきたはずですが、全然実力がつかなかった私です。テストのときは「野生のカン(なんとなくAとか)」と「推理(B、Bときたから次はB以外かな?)」で乗り切ってました。<P>今後のためにTOEICでも受けてみようかな。という軽い気持ちがキッカケでした。しかし、カミサンから「やるからには無駄にするな」とのアドバイスを受け、本書で基礎から勉強しなおすことにしました。<P>■勉強していて楽しい<P>章ごとに解説と練習問題が用意されており、得たばかりの「知識」を「駆使」して問題を解いていきます。それがもう、楽しくて楽しくて。こんな感覚をもっと早く体験していれば・・・。とは、思いません。今日からはじめれば、遅すぎることはありませんから。<P>■文法はもちろん単語も覚えられる<P>解説や問題で使用される単語はTOEIC頻出のものが選ばれており、しかも、繰り返し出てくるので自然と覚えられます。<P>■英語に自信がない人に<P>私自身、英語にはまったく自信がありません。「簡単」「すぐに」「~だけで」といった英語勉強法の本が出ていますが、子供ならまだしもある程度の年齢であれば、「文法」という最低限のロジックを学ぶのが最短コースなのではないかなと思う今日この頃です。まずは、本書をしっかりと学んだうえでステップアップをしたらいかがでしょうか。