現在高校教諭としてご活躍中の『シミケン』こと清水健二先生の最新作です。<P>『語源で憶える』と銘打った単語集は過去にも幾つかありましたが、どれもこれも単語と語源の羅列にとどまり、ややもすれば読み続ける事が苦行と化します。(←経験談)<P>しかし、この本は<BR>1.全ての単語に対し良質な例文が添えられている<P>2.1つの語源につき4単語ずつの構成になっているため、全体にメリハリが付き、飽きる事が無い<BR>3.語源にイラストが添えられているため、『眼』で印象付ける事が可能<P>等の点で、過去の本とは一線を画しています。私もこの本のお陰で、長年の英単語恐怖症(?)を打破する事が出来ました。<P>先生は他にも多数の単語や語法に関する本を著しておられ、その経験も多分に生かされています。私のお薦めの一冊です。<P>最後に清水先生へ・・・続編、期待してます。頑張ってください!
初めて語源で単語を覚えようという人(私も)にはほんっとに最適なのではないかと感じました。扱ってる単語の中には確かにうまく発想されないものもあるけど、なによりも、その語源の知識をどれだけ身に付けられるかについては、工夫も質も最高っ!!短く簡単な例文も良いし、絵の解説も染み込んでくような解説で、単語に入りやすかったです。☆六個つけたいとこです
今まで語源の本を買って子ども(帰国子女)に少しずつ教えてはいたのですが、どうも能率的ではなく、単調な作業に親子共にすぐにギブアップの繰り返しでした。正直言ってこの本も「どうせ、またすごく忍耐力が求められる構成になっているに違いない」と期待していなかったのですが、予想はみごとに裏切られました。何てわかりやすい構成。それに、赤シートという受験生っぽいところも、子どもは(小学生なので、ちょっとお姉さんになった気持ちがしたのか)わくわくして使っていますし、かわいいイラストや読みやすい文字の配置も喜んでいます。<P>我侭を言えば、たとえば43ページのexportなどでは、反対語もさり気なく書いてくださるとよかったなぁとか、42ページのintercourseは(子どもが小さいせいもありますが)ちょっと刺激的かも?!と思ったり。<P>でも、とりあげてある語彙も厳選されていて、使い勝手がよく、感激しました。語源でおぼえるやり方は海外の学校では定番の教え方なので、また語彙が徐々に増えていくようで、助かっています。